イケオジゲーマーの部屋

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感動と興奮が待っている!ファイナルファンタジー16の魅力とクリア後の満足度

ファイナルファンタジー16は、神ゲーではないものの、大人向けに楽しめる良ゲームとして高評価を受けています。今回は、その評価に基づき、さまざまな要素を詳しく解説していきます。

 

ネタバレありの考察の記事も書いていますので、気になる方はこちらの記事もよろしくお願いします。

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【ネタバレ注意】FF16エンティング分析 - これが次のDLCのヒント? - イケオジゲーマーの部屋 (ikeogi-gamer.com)

 

 

 


まず、ゲームのボリュームについてですが、メインストーリーだけでは普通よりも少し短めと感じられました。私自身のプレイ時間は、メインストーリーのクリアに約27時間ほどかかりました。

 

オープンワールドではなく、リニアに進んでいくゲームですが、それによってストーリーの展開がしっかりと進行し、プレイヤーはスムーズに物語に没入することができます。なお、リニアなゲームであることは、最新の名作ゲームでも一部見られる傾向であり、このゲームにおいてはその制約がストーリーテリングをより一層引き立てる効果を持っています。

また、クリア後には「強くてニューゲーム」という要素が用意されていますが、カットインが多く登場するため、周回プレイにはやや辛さを感じることもあります。さらに、クリア後のエンドコンテンツの充実度にも欠ける点が少々残念です。プレイヤーにとって、長く楽しめる要素や新たな挑戦が用意されると、ゲーム体験の魅力が一層高まることでしょう。

 

アクションは良く作り込まれていて、多彩な召喚獣アビリティを使いこなして、派手なエフェクト共に敵を倒していくのはとても爽快です。私は1週目は殆どオート系のアクセサリーを使ってメインストーリーを進めることを重視して進めたため、時々バトルが作業と化してしまいましたが、オート系のアビリティを外すと、バトルはとても楽しくなります。しかし、派手で美しいアクションは視認性を下げてしまっているため、時々ストレスを感じることもありました。

 

 

一方、ストーリーは考察をしながら進めることで、より深い魅力を感じることができます。物語に登場するキャラクターたちの心情表現は、細かな演出や行動からも読み取ることができます。市井の人々の残酷な現実までしっかり作り込む世界観は、ファイナルファンタジーシリーズとしては賛否が分かれるチャレンジだったかもしれませんが、個人的にはとてもよかったと思います。

 

 

プレイヤーは、単に表面的な出来事だけでなく、キャラクターたちの心の動きを理解することで、物語により一層の奥行きを感じることができるでしょう。ただし、カットインのキャラクターの演出については、平凡さを感じることもありました。

 

グラフィック面は、満点とは言えませんが、アクションのエフェクト以外で、風景の表現はとても美しく、臨場感あふれる世界観を堪能することができます。

 

召喚獣バトルの迫力も素晴らしかったです。

 

 

このゲームには、RPGとしての育成要素がほぼ存在せず、一部のプレイヤーにとっては残念な点となっています。また、QTE(クイックタイムイベント)については、他のゲームと比較してもネガティブな印象は少なく、むしろ緊迫感や興奮を高める要素として機能しています。バグに関しては、幸いなことに数少なく、安定したプレイが楽しめることもポジティブな要素と言えます。

 

総合的に言えば、ファイナルファンタジー16は、ゲームボリュームがやや小さめであるものの、大人のゲーマーやファイナルファンタジーシリーズのファンにとって、深いストーリー、リアルな人物表現、大人向けの世界観が魅力となっています。クリア時間やリニアな進行には一定の制約がありますが、その中でも魅力的な要素が詰まっており、ファイナルファンタジーシリーズの世界を存分に楽しむことができるでしょう。ゲーム全体のボリューム感やエンドコンテンツの充実度には少々不満が残るものの、その他の要素を楽しむことで、充実したゲーム体験が得られることでしょう。